カメっ子ブログ

初心者カメラ女子による写真道を極める旅

写真が一気にプロ級?絶対に使うべきカメラの構図14選【初心者必見】

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写真を撮る写真

写真をうまく撮るためのポイントの一つに「構図」があります。改めて調べてみたらかなりの種類の構図があったのでまとめてみました。この構図を狙って作れるようになって、写真のクオリティーをぐぐっとあげましょう!

 

 

 

 

構図

構図と一言にいってもその数はたくさんあります。そこからさらに組み合わせて・・・と考えるだけで疲れてしまいますよね。

 

まずどんな構図があるのか見てみましょう。その構図を頭の隅に入れていたら写真を撮る時に無意識のうちに構図を気にした写真が撮れているかもしれません。

では見ていきましょう。

 

日の丸構図

日の丸構図の写真

日の丸構図というのはその名の通り、日の丸です。

日本の国旗が日の丸と呼ばれているのはご存じですよね。あの日の丸のように被写体を中心に配置する構図を日の丸構図と言います。

 

この構図は最も一般的であり、あまり考えずに撮った時などは日の丸になりがちなのではないでしょうか。

 

なりがち、とはいってもこの構図がダメなわけではありません。“日の丸構図だけ”というのは代り映えのない写真になってしまうのでやめたほうがいいですが、中心に配置したくなるほどの被写体や、よほど目立たせたいものは中心に持ってきた構図でも良いでしょう。また、被写体の周囲になにを入れるかなども単純な構図だからこそ、腕の見せ所です。

 

(私自身何も考えずに撮っているとこの構図になりがちです。)

 

二分割法

二分割法の写真

二分割法とは画面をふたつにぱっくり分ける構図です。

例えば“空と海”や、“砂浜と海”とかですね。海が多いのは私の頭の中にぱっと海以外の景色が思い浮かばなかったからです。

 

縦でも横でも、画面を二つに割って撮ると安定した写真になります。先ほど例に挙げた“空と海”だと水平線がちょうど真ん中に来るように。そうすると空と海がくっきりと分かれたきれいな写真になるはずです。

 

「いやいやそんなん前から撮ってるわ」って思いました?それはそれでいいのです。

ただ、無意識で撮っていたのを少し、二分割の線を意識してみてください。

対比していたり、見えている二つの景色をどちらもメインにしてみたり。「あれ、ちょっといつもと違うかも?」なんて感じるかもしれませんよ。

 

三分割法

三分割法の写真

数字がひとつ増えて三分割法です。

これは縦横それぞれ三分割して、重なり合っている部分(交点)に被写体を持ってくると良い写真が撮れるという魔法の構図です。

 

これは実際に撮ってみると効果が分かるかもしれません。

日の丸構図で撮っていたものなどを少し移動させて、三分割法で撮ってみると突然雰囲気が変わります。

 

被写体が中心から少しそれることで、被写体の周りの雰囲気を画角に収めることができます。そのため被写体メインの日の丸構図の時より“なんかそれっぽい良い写真”が撮れるのです。

 

四分割法

四分割法の図

数字がまた増えました。どこまで増えるんだよと思うかもしれません。

四分割法は先ほどの三分割法を少し変えるだけ。三分割していたのを四分割にします。三分割よりも交点が増えますがそこに被写体を配置していきます。

 

また、背景の直線を合わせても“良い写真”になります。

ファインダーをのぞいてるだけじゃ線なんて見えないよ!と思いますよね。わかります。カメラによっては撮影時にグリッターと呼ばれる補助線を表示できるのでぜひ活用してみてください。

 

S字構図

S字構図の写真

次に紹介するのはS字構図です。S字構図とは写真内にS字のものを入れる構図です。

「???」となってしまうかもしれません。

 

道、川、花の色など、どこかしらにS字の部分があればそれはS字構図です。

チューリップが咲いていて、色が違うチューリップの境目がS字に!なんて時もこの構図の出番です。

 

写真の中の流れが見える、視線を誘導する効果がある、と言われています。

それだけでなく、S字の柔らかい曲線は写真の表現に雰囲気を加えてくれます。

 

C字構図

C字構図の写真

C構図はS字構図と同じように文字をイメージさせる導線が写真内に収まっている構図です。

テーブルの上の食べ物を撮る時などに重宝します。

 

丸いものが被写体の時、丸が少し画面から飛び出すように配置してみたりするとどうでしょうか。“なんかよさげな写真”になるのです。丸を全部収めてしまうよりも雰囲気がよくなります。

 

もちろん丸を全部写すことが悪いというわけではありません。C字構図で撮って、なんか違うなと思ったら画面に全部収めてみる、など何枚もチャレンジして構図を見つけてください。

 

三角構図

三角構図の写真

三角構図とは名前の通り画面内に三角の構図を入れて撮る構図です。

よく使う場面は建物などをあおって撮る時などです。

 

手前から奥に向かって△の構図になるため奥行きが生まれます。そのため、高い建物がより高くダイナミックに写るし、道を撮ればずっと続いていっているように見えます。

視線は手前から△の頂点に向かって誘導されます。その誘導が余計に写真に効果を与えるのです。

 

高いビルやタワーだと効果がより顕著に表れます。手前の低い部分は安定感のある大きさで画面におさまり、天に向かって伸びている部分は奥に見えるためかなり迫力のある写真になります。

有名なところで言えば京都の竹林の道や東京タワーは三角構図で撮りたいポイントですね。

 

 

対角線構図

対角線構図の写真

対角線構図は二分割法で水平だった線を斜めにします。水平線では合わせにくい自然物の線や雰囲気を対角線に合わせるとこれがまたしっくりくるのです。

 

斜めに降り注ぐ光や、山の斜面、高いところと低いところの対比なども対角線構図が合います。また、今まで撮ってきて「どうも二分割法が合わないなあ」といった時はありませんでしたか?もし次また同じような状況に出会った時、この対角線構図を使ってみてください。

 

 

シンメトリー構図

シンメトリー構図は左右対称な構図です。

線を引くと二分割法に似ていますが、配置するものが変わってきます。

 

シンメトリー構図は上下や左右のふたつに分けた部分にシンメトリーのものを配置します。水面に反射していたり、鏡に反射していたりする写真はよく見かけますよね。それ以外にも同じような形のものが並んでいた時や幾何学な被写体にも使えます。

 

ここでもまた線が斜めったりしないように、きっちりシンメトリーが撮れるように並行や垂直に気を付けてください。

 

 

レイルマン比率

レイルマン比率の写真

鉄道写真家の中井精也さんが提唱しています。

三分割法よりも少し画面の中心から離れた場所に交点が来るようになっています。

 

画面を縦に四分割にして、対角線を引きます。×ですね。

そしてその対角線と縦線の交点部分に被写体を置きます。中心の交点に置くと日の丸構図になってしまうので中心以外の四カ所になります。

 

三分割の時より少し位置が変わるだけで写真の雰囲気はかなり変わります。その写真で見せたいものは何か、伝えたいものはなにか考えてしっくりくる構図で撮りましょう。

 

 

額縁構図

額縁構図の写真

額縁構図はそこにあるものを額縁として使い、被写体を目立たせる構図です。

例えば葉っぱで囲まれた中から被写体を撮影したり、窓枠をあえて入れて景色を撮ったり。周囲が暗く、被写体の部分だけ光が当たっているのも“額縁”です。

 

額縁で隠れて被写体の一部しか見えない写真というのも良いものだったりします。C字の時にも書きましたが無理に全部を写し取ろうとしなくてもいいのですね。

 

額縁に使われているものとして、個性的なもので言えば電話ボックスや携帯の画面(写真アプリを起動して被写体を写し、その画面をさらにカメラで撮っています。発想がすごい!)などがあります。また、開けているドアもそうですね。直線のものでなくても、被写体が囲われていれば効果は出ます。

 

 

サンドイッチ構図

サンドイッチ構図の写真

サンドイッチ構図は“挟まれている”構図です。サンドイッチされています。これは額縁とかぶってしまう部分もありますが、左右もしくは上下で被写体を挟み込みます。

こうすることで挟まれた被写体が強調されます。

 

被写体を挟むものは自然のものだったり道の両脇に建つ建物だったりと何でもありです。

サンドイッチ構図は私もまだ意識して撮ったことがありませんが、額縁構図を意識している間にサンドイッチ構図が撮れていた!という可能性はありますね。

 

 

トンネル構図

トンネル構図は額縁構図と仲間のような構図です。というかほぼ一緒ですね。

何かと何かで囲われた、トンネルみたいな形をした枠の先にある被写体を撮ります。

 

これも額縁構図やサンドイッチ構図と同じように、囲われていることで写真の中で被写体が目立つ。という効果があります。囲むものがきれいにぼけているとまた被写体への効果が高まりそうですね。

 

 

放射線構図

放射線構図の写真

放射線構図は三角構図の応用のような構図です。

見上げる構図やまっすぐのものが続いて行く構図などです。線が一つの点に向かっていくようなイメージです。視線の誘導にもなり、三角構図と同じように奥行き感を演出してくれます。

 

また仰ぎ見る形でこの構図で撮れば広がりを感じさせる写真になることもあります。電車を撮る時なども一つの点に向かって線が集中しているような構図を意識して撮ってみるといいでしょう。

 

 

その他

被写体を端に置く

被写体を端にもってくる構図

大事な構図の一つです。中心に置く、中心から少し離れて、などいろいろ見てきましたが思いっきり大胆に端に被写体を持ってくることも時には必要です。

背景がより広く写り雰囲気のある写真になります。

 

散々言ってきた“全部写さずに見切れさせる”もこれに通じます。トレンディーな言葉で言うと“抜け感”でしょうか。画面全体を被写体で埋めなくとも背景にも仕事してもらおうね、という構図です。

 

 

引き算

ぼけの強い写真

あれもこれも撮りたい、と思いますよね。世の中にはすてきなものであふれています。

しかしその全部を画面に収めてしまうとごちゃごちゃした印象の写真が撮れてしまいます。そこで写真を撮る時に必要なのが“引き算”です。どの被写体のために何を画面内に残すのか。絶妙なあんばいでとても難しいですが意識してみましょう。

 

いっそ撮りたいもの以外を全部引いてしまう。というのもありです。

 

やりかたで言えば、明暗差を利用して引き算するという方法もあります。それ以外にもボケを利用して、見せたい部分以外強めのボケで表現することもあります。画面の中に写りこまないように引いてしまうという手もありますが、画面の中に入れつつ光やボケでうまく画面の中を整理しましょう!

 

 

まとめ

いかがでしたか?

実際に調べてみるとたくさんの構図が出てきて驚きました・・・

私自身全部の構図を知っていて、意識して撮っているわけではありません。ですが何個かの構図でも意識して撮ってみるといつもと雰囲気の違う写真が撮れるのでぜひ試してみてください!

 

覚えられないよ!ってくらいたくさんありますがひとつひとつ試していくと好きな構図が見つかるはずですし、体に染み込んであえて意識しなくても構図を気にした写真が撮れるようになるはずです!